
養育費を払ってもらえなくて、ネットで弁護士を探し始めると「養育費の回収に強い」と書いている事務所がいくつか出てきます。
「養育費の問題はお任せください」「諦めないでご相談を」「お子さまのために全力でサポート」みたいな言葉が並んでいて、一見するとどこも養育費を回収してくれそうに見えますよね。

でも、よく見てみると具体的なことが何も書いていない事務所も結構あるんです。
養育費の未払いで困っているときは気持ちに余裕がないですし、早く何とかしたいという焦りから、なんとなくの印象で選んでしまいたくなる気持ちも分かります。
しかし、どこを見れば本当に養育費の請求や回収に強い弁護士事務所なのかを知っておくことは大切だと思います。
「養育費の回収に強い」の裏側を知っておく
まず知っておいてほしいのが、弁護士の広告には日本弁護士連合会が決めたルールがあるということです。
たとえば「離婚専門」みたいに「専門」という言葉を使うのは、誤解を招くから控えた方がいいとされています。
「強い」と書くこと自体は禁止されていないのですが、書くからには「うちは他の事務所よりも実績がありますよ」と証明できないといけません。
つまり、見るべきなのは「強い」という言葉そのものではなく、その裏にちゃんとした実績があるかどうかなんです。
「相談件数〇〇件」「養育費の回収実績〇〇件」や、事例などで「どんな状況から回収に成功したのか」が紹介されていれば、ある程度信頼してもいいのかなと思います。
「養育費の回収に強い弁護士?」これを聞けば本当の実力が分かる
「養育費の回収に強い」と書いてあるだけでは信用できないとなると、じゃあ実際にどうやって見極めればいいのでしょうか。
一番確かなのは、相談するときに「失礼な質問かもしれませんが、回収実績はどれくらいありますか?」とズバリ聞いてみてください。
本当に養育費の回収を数多くこなしている弁護士なら「これまでに〇〇件ほど対応しています」「こういう状況でも回収できた例があります」のように、具体的な数字や事例を交えて答えてくれます。
逆に、「それはちょっとお答えしかねます」と濡ごしたり、「たくさんありますよ」とだけ言って具体的な数字を出さない弁護士は、実はそこまで実績がないのかもしれません。
ほかにも、「相手が逃げた場合はどうしますか」「過去に回収が難しかった例で、どうやって解決しましたか」といった質問もぶつけてみると、さらにその弁護士の経験値が見えてくると思います。
相手が逃げても粘ってくれるかが本当の「強さ」
養育費の回収で一番しんどいのは、相手が逃げ回ったり、仕事を変えたり、「お金がないから払えない」と言い続けたりする場合です。
こうなったとき、諦めずに次の手を打ち続けてくれるかどうかが、本当に養育費の回収に強い弁護士かどうかの分かれ目だと思います。
事務所のサイトで事例紹介を見るときも「すんなり回収できた話」だけじゃなく「難しかったけどこうやって解決した」という話が載っているかどうかに注目すると、その事務所の本当の実力が見えてくると思います。
弁護士を選ぶときは、サイトの見た目やキャッチコピーに惑わされず、実際に話をしてみて自分の目で確かめるのが一番です。